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【再婚】子連れ婚をした私の迷いと決断について

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27歳で私は子連れ婚を経験した。
今は29歳になり妻と高校生の長男、8ヶ月の長女と暮らしている。


29歳で高校生の子供を持つということに関して、不自然を感じる方はいるだろう。
つまり、高校生の彼は妻の連れ子である。
妻は私より8歳年上である。
そして、私は初婚である。


保護者として長男に付き添いをする際、たまに珍しがられる。
確かにまれなケースだとは思う。


私と妻は付き合って半年くらいで周りの方々へ報告をした。この時にはすでに長男とも一緒に暮らし始めていた。
一部の人は喜んでくれた。だが、多くの人あまり良いリアクションではなかった。というか不安そうなリアクションであった。


当時の私は、子連れ婚に対していいイメージを持たない人はまだ多いのだろうと思った。親との摩擦などを案じたのかもしれないと思った。
確かにそういう世間体を意識することはまだ存在する。
しかしながら、周りが本当に言いたかったことはそういうことではなかった。

なぜ初婚‐子連れ婚に関して心配されるのか

子連れ婚
おそらく、周りが私に本当に言いたかったことは


家族を急に背負うことができるのか。
子供とうまくやれるのか。
思いやれるのか。
教育ができるのか。
現実を思い知った時、すぐ逃げ出すんじゃないのか?


ということだったに違いない。
腹だけはくくっていたつもりで、変に根拠のない自信を持ち、様々なことが大丈夫だと確信していた。


いざ現実を経験すると、彼を思いやることも、怒ってやることも、一緒に遊んでやることもできなかった。
接し方がわからなかくて、悩んだ時期もある。
加えて、仕事が忙しくなり、入籍に関する話し合いにも応じない時もあった。


とうとう約束した入籍日は過ぎてしまった。
仕事のみに精力を注ぎ、家族を思いやることができなくなっていた。


妻や長男は大事だったが、私にとってはキャリアを積むことが最優先だった。
当時はお金さえあればもっと楽させてやれる。幸せにしてやれると思ったものだった。


近い将来のことを考えると、お金のことで頭がいっぱいになり、かなり焦っていた。
家族を顧みない態度に、私と妻は交際1年の間に何度も衝突し、破局を繰り返した。


婚約破棄もあった(入籍予定日を正当な理由なしに変更することは正当な事由となる)。
私にとっては仕事を大事にすることが彼らを将来的に幸せにするものと強く信じていた。


こんな私でも長男が尊い存在であることはゆるぎないもので明白だった。
それは妻との衝突の後、決まって彼の顔が思い浮ぶからだ。


彼を裏切りたくないという気持ちとは裏腹に、優先順位がうまくつけられず、何もかもが思い通りに運ばないことに悩んだ。

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子供との距離について悩む必要はない。あなたが大事に思っていさえしていれば時間が解決する。

すがすがしい
一緒に暮らし始めて1年が経過し、彼は中学3年生になった。
中学3年生といえば高校受験である。


彼が3年生になってから、塾に通うようになった。
塾は週1回で送り迎えは私が行った。
車中で塾での勉強に関してや、妻に内緒にしている話などをぽつりぽつり話すようになった。


また、私も彼に自分のことを話すようになっていった。
私がうれしかったのは、内緒話をしてくれたことだった。彼は内緒話をすると決まって「ママには言ってないんだよね」といった。

2人の距離感は徐々にではあるが、時間が経つにつれ近くなっていった。

子供に入籍の話をする

書類整理
高校受験の1次試験が終わり、私は彼に入籍に関する話をした。
戸籍の話、養子縁組の話等、そして私の姓になってほしいんだけど構わないか、という話である。
彼は「ちょっと考えさせて」といった。
そしてしばらくして「大丈夫だよ。もう決めたから。」と返事をした。
私の中に存在していた違和感はこの時、確信的なものとなった。

子供が姓を変えなければならないのか?いやそんなことはない。

正解か不正解か
こんなにも簡単に大人の事情を押し付けてもいいものなのだろうか。
その思いが強くなっていった。

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彼はこれまで妻と幸せな時間を過ごしてきたのだ。
その中に私が割って入った。
だが、その変化も時間の経過とともに整合されていき、彼らの協力によって私も溶け込むことができた。

彼の人生を私が強引に変更することになるかもしれない。私は自分が嫌なことを、尊い存在に対して行おうというのか。本当に彼のことが大事なのか。

ここまで考えて、私は自分を愚かだと感じた。
私は姓を変えることを嫌だと思っているのだ。


実は自分が姓を変えることについて真面目に考えたのは、この時が初めてだった。




姓を変えることはどういうことか

27年間の中には当然たくさんの思い出がある。
姓を変えることを想像したとき、私はそれまでの自分の過去をすべて捨てるような感覚が生じた。友達や恩師のこと、家族との思い出に浸った際、何とも言えなようなさみしさが押し寄せてきた。

また、会社や周りからの目を気にすると不安が生じてきた。

これは長男もきっと同じだろう。
むしろ、彼はもっと苦しかったかもしれない。
こんなことを押し付けようとしていたのかと思った。

リビングで1人感傷に浸った。

しばらくそれをゆきわたらせた。
感傷に浸るのはここまでだ、と自分に言い聞かせた。
そして思考のスイッチを無理やり入れるよう試みた。
しかしそのスイッチは固定観念や凝り固まった思想によりスムーズに切り替わらなかった。

「俺が変えるべきだな。」
そう小言をつぶやいてみた。
そう言った瞬間、ようやく私の脳みそがカチッと切り替わったように感じられた。

妻に想いを伝えた時、えっ?といい、数秒停止をしているように見えた。
しかし、私の考えには賛成を示してくれた。

高校受験の合格発表から3日後に長男との養子縁組等の手続き含め我々は入籍をした。
私は両親を納得させることができないまま入籍した。

妻の親戚からも賛同は得られなかった。
入籍の際の証人のところはお金を払って行政書士に名前を書いてもらった。

誰も納得させることができなかった我々にはピッタリの入籍届だ、と私は言い、妻はそうだねと笑った。今は子供も生まれて私、妻の親族ともに仲良くなった。

自分が幸せになれば、周りも幸せにできる。

姓を変えてみて思ったことは、別に大したことがないということだ。

職場では旧姓で仕事を行うことが広く認められているし、変更手続きも有休をもらえば何でもない。

私は1日のほとんどの時間を旧姓で過ごしている。
その観点からいうと、姓の変更前と変わらなく過ごしている。



自分の決断について振り返る

振り返る
入籍して1年が経過した。
今振り返ると、あの時の決断は別にどちらでもよかったのだと思える。

長男はそのままの姓で生活できることを喜んでいるようであった。
一方で、変えなかったとしたら今不幸になっていただろうか?


いや、変えてなくても今と変わらず、仲良く過ごしているだろう。
私が、そこに何かしらの信念があり、彼ととことん話し合った結果であれば問題なかったはずだ。


ではあの時の私の判断は何だったのか。
答えは、単
なる自己満足だったと結論付けることにした。

なぜなら私はそうしないことには満たされなかったからだ。
私は彼に何かしらの形で覚悟を示したかった。


結果論として彼は喜んでくれた。
思いや信念を反映させた選択は周りの人間を幸福にさせることがあるかもしれない。
一方で、自己満足的な観点も含まれていることは思い出さなければならない。

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