takahashiの雑記ブログ

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【なぜデキ婚?】流れを説明しよう。実はこういうわけがある。

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デキ婚をあえて選択する理由とは何なのか。
小泉進次郎氏と滝川クリステルさんが授かり婚をしたことが話題になっている。

いい年した大人が順番が違うなど、前向きでない意見も飛び交っている。
僕もデキ婚をしている。その経験もあり、マイナスなイメージはあまりない。


数年前まで僕はデキ婚というものについて恥ずかしいというイメージを持っていた。大学生くらいだろうか、芸能人のデキ婚に関する報道を耳にする機会が多くなったのは。ある芸能人の報道を見て友達に笑いながらこう言ったことを覚えている。


「またデキ婚だってよ。芸能人は子供出来ないと結婚できないのかよ。」


当時の僕は子供ができるということに関して無知だった。


とはいえ、常識的で順序通りに結婚した方々からするとなぜデキ婚なのかという疑問が浮かぶと思う。そこにはやむを得ない事情が生じている場合がある。

デキ婚を選択した理由

僕の知る限り、あえてデキ婚を選択した方々は以下の障壁を抱えている。

①両親に結婚を反対されている。
②女性側が高齢出産のため、妊活を先にする(入籍予定日が遠い場合など)。

頭を下げても前進しない時。

こうなった場合は、理解を得ることなしに入籍してしまうか、先に妊活するかの2択がある。


腹を決めたのなら、入籍してしまってもいいと思うが両親との溝を深めることになりかねない。時間が解決してくれると能天気なことも言ってられず、女性の体の面から言うと、30歳後半あたりから妊娠確率が低下してくるので1人目は早いに越したことはない(後ほどデータで示す)。2人も3人も欲しいという方は悠長にはしてられないのだ。

このような事情から入籍をひとまず後回しにし、先に妊活をする方もおられる。

②高齢出産なので妊活を優先

先に入籍日を決定し、それを動かすことができない場合がある。
例えば、子連れ婚において、子供が学校などを卒業するタイミングに合わせて入籍日を決定する場合がある。


この場合、入籍日までが遠くなりやすい。
例えば、この状況で彼女が30代後半、子供を望んでいる場合は悠長にはしていられない。

アメリカの大学教授であるM.Sara Rosenthal氏の調査によると、1年間の妊娠率は加齢とともに低下。20~24歳では88%だったのが、25歳~29歳で78%、30~34歳で63%となり、45~49歳では5%にまで下がってしまいます。

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女性の妊娠しやすさの変化。最も妊娠しやすい年齢を1としている。
引用元:年齢とともに妊娠しづらいカラダに!? 女性の年齢と妊娠率 | Seemラボ

グラフを見ると妊娠確率は22歳が最も高く、それ以降は確率が減少する。35歳になると妊娠可能性は22歳の半分程度まで減少することがわかる。

これだけでなく、年齢が上がると流産のリスクやダウン症になる可能性も格段に高まってくる

女性が高齢になると、卵子も老化していくと考えられます。卵子は、女性が胎児のときに一生分が作られます。ですから、卵子が卵巣の中にある期間が長くなるほど、遺伝を司る染色体やDNAにダメージが蓄積され、細胞分裂の力も低下してしまう。ダウン症をはじめ、生まれてくる胎児の先天的な異常や疾患は、この卵子の老化が原因のひとつになっています。

 また、流産はごく普通の妊娠でも1割前後発生しますが、その原因のほとんどが染色体の異常によるものです。母親が年をとるごとに染色体の異常も起こりやすくなりますから、したがって高齢出産では流産の確率も高まるわけです

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母体年齢が流産およびダウン症に及ぼす影響
引用元:先天異常、ダウン症の可能性がこれだけ高まる 国民的大問題高齢出産のリスクを考える(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(2/5)

40歳以上でグラフを見ると、流産になる確率は75%以上、ダウン症になる確率は1%程度であることが報告されている。
つまり、高齢出産では一刻も早く妊活に入ったほうがいいし、不妊が分かった場合は不妊治療も早く進められる。よって、妊活を先に選ぶ方もいるということだ。ちなみに私と妻はこのパターンでデキ婚を選択することにした。

デキ婚に対してバッシングをする人々

よくこういう意見を聞く。


・計画性のない親で子供がかわいそう。
・順番を守れないなんて恥ずかしい。大人じゃない。


・計画性のない親で子供がかわいそう。→完全に視点が間違っている。

赤の他人が人様の子供を勝手にかわいそうだと決めつけるのは良くない。かわいそうかどうかは子供自身が決めるので、こういうコメントをする人間は視点がずれている。


仮に離婚したって子供たちを男手あるいは女手一つで懸命に育て上げている方だっているのだ。赤の他人が非難する権利はどこにもない。


・順番を守れないなんて恥ずかしい。
状況によっては順番がどうとか言ってられないのだよ。

順番を守るより優先順位を守るのが大事だ。種々の慣習に沿うことも、人間関係の摩擦を考えれば必要かもしれない。一方で、リスクと天秤にかける状況なら一刻も早く行動する必要がある。
入籍日が変更不可なら、妊活を始めたほうがいいと思っている。先に示したグラフで妊娠確率、流産、ダウン症に関するリスクを示したが、能天気にしているとこれらのリスクが母体やお腹の子供にダイレクトに降りかかることになる。


滝川クリステルさん41歳だったな。
41歳という年齢を考えると、高齢出産に入る。
小泉進次郎氏が「どうか穏やかに見守ってください」といった趣旨のコメントをしたのを覚えているだろうか。当然高齢出産に関するリスクも認知し、それに対する滝川さんの不安を受け止めている状態だと察する。それらの背景も含めて、母子ともに健やかに過ごして元気に生まれてきてほしいという願いがあって発した言葉だと推察する。あえてバッシングに関する記事を取り上げるのは、ビジネスのためだろうが人の命をこのような形で飯の種にする風潮は感心できんな。